[目次] 
(1)「釈尊伝の研究」を通して見えてきたブッダの真実 
(2)「モノグラフ」第16号 
(3)お釈迦さまの誕生・成道・般涅槃の日 
(4)サンガ 
(5)カトリック教団の組織 
(6)現前僧伽と四方僧伽 
(7)阿難尊者(アーナンダ)・提婆達多(デーヴァダッタ)とお釈迦さまの問答 
(8)釈尊教団が存在した状況証拠 
(9)「釈尊教団」の組織 
(10)「仏弟子たちのサンガ」に与えられていた権利 
(11)釈尊教団を統一するもの
(12)釈尊教団を統一するシステム 
(13)「釈尊教団」が姿を現した瞬間
(14)なぜ「釈尊教団」は緩やかな組織だったのか
(15)仏教学者が描く最初期の修行者像と真実
(16)ゴータマ・ブッダの直弟子というべきテーラワーダ仏教

[本講演の概要]
  本講演がお釈迦さまの誕生・成道・般涅槃のお祝いをするウェーサーカ祭にちなんでのものであったことから、これらの日にちについてのテーラワーダ仏教の伝承と日本仏教の伝承が異なっている理由をお話しした後に本題に入る。
  「釈尊教団は存在したか」という副題に表されているように、サンガ特にすべての仏教の出家修行者と各地に散在するすべての出家修行者の集団を統括するような「釈尊教団」とでも呼ぶべきサンガが存在し、それがどのようなものであったかを述べたものであり、これを通してテーラワーダ仏教の特質を考えようとしたものである。