10月研究会報告 森 章司(2016.10.29)

2016.10.31

 10月21日(金)に第39回研究会を行いました。森章司、金子芳夫、岩井昌悟、本澤綱夫、石井照彦の研究会員全員が出席しました。主なテーマは「パーリ経蔵の六事資料集」についてでした。

 「パーリ経蔵の六事資料集」に関連しては、第35回研究会(本年2月)から毎回討議を重ねてきました。そして今回は、いよいよこれを発行するための具体的な事項について検討しました。
 まだまだ変更の可能性はありますが、現在のところ釈尊伝研究会編という形で、次のような構成になる予定です。
   【資料集8】パーリ「経蔵」の六事と仏在処一覧
      【0】はじめに:森 章司
      【1】六事と六事タイプについて:森 章司
      【2】凡例:金子芳夫
      【3】Dīgha-nikāya(長部)の六事と仏在処一覧:金子芳夫
      【4】Majjhima-nikāya(中部)の六事と仏在処一覧:金子芳夫
      【5】Saṃyutta-nikāya(相応部)の六事と仏在処一覧::金子芳夫
      【6】Aṅguttara-nikāya(増支部)の六事と仏在処一覧:金子芳夫
      【7】パーリ「経蔵」の六事について:森 章司、金子芳夫
      【8】仏在処不記載経について:森 章司、金子芳夫
      【付】六事成就について:岩井昌悟

 なお今年度中に「モノグラフ」第21号を発行する予定です。これには次の論衡が掲載されます。
      【研究ノート10】原始仏教聖典における「高名な婆羅門」たち:森章司
      【研究ノート11】懲罰羯磨制定年の推定:森 章司
      【研究ノート12】阿難が登場し釈尊が登場しない経の説時推定:森 章司
 また上記資料集が間にあえば、これも掲載することになります。