9月合宿研究会報告 森 章司(2015.9.14)

2015.09.14

  過去には記録がないとされる関東・東北豪雨のさなかの9月10日(木)、11日(金)、12日(土)の2泊3日の日程で、「原始仏教時代の通商・遊行ルート」をテーマとする合宿研究会を行いました。このテーマの合宿は3回目になります(第1回;2014/5/3〜5、第2回;2015/5/3〜5)。森章司、金子芳夫、岩井昌悟、本澤綱夫(2日間)、石井照彦が出席しました。

  今回の合宿は、7月、8月の定例研究会が日程調整ができなかっために流れたので、久しぶりの研究会になりました。
  この合宿の当初の予定は、上記論文の校正を行うことになっていましたが、原稿の完成が遅れたために、結局は第1節の基準地点の位置確定や論文の書式につ いての議論に終始することになってしまいました。「モノグラフ」第20号の発行は大幅に遅れて、11月にずれ込むことになるでしょう。
  現時点ででき上がっている論文の目次は以下のようになっています。

はじめに−−研究の目的と方法論−−
【1】通商・遊行ルートを想定するための基準地点と位置の確定
【2】原始仏教聖典に記された通商・遊行ルートの基礎データ
【3】基礎データをもとに加工した「直近 2 基準地点間」資料−−【地図Ⅰ】と【地図Ⅱ】
【4】通商・遊行ルートを想定するにあたっての基本的要件
【5】通商・遊行ルートを想定するにあたっての具体的要件
【6】原始仏教聖典に記された通商・遊行ルート①−−南道と北道−−
【7】原始仏教聖典に記された通商・遊行ルート②−−中国と辺国−−
【8】インド古典に記されたルート
【9】「原始仏教時代の通商・遊行ルート」地図の想定−−【地図Ⅲ】
【10】想定してみた通商・遊行ルート【地図Ⅲ】の検証−−【完成地図】
まとめに代えて