「聖典目録」編集作業のシミュレーションを行ってみました 森 章司

2010.09.21

 17日(金)と18日(土)の2日をかけて、今までFileMaker Proに蓄積してきたデータのなかから、われわれがA文献と呼んでいる原始仏教聖典資料としてDN.と長阿含を抽出し、それにわれわれがB文献と呼んでいる仏伝経典・注釈書文献から一部を抽出して、「釈尊年齢にしたがって配列した原始仏教聖典目録」を編集するシミュレーションを行ってみました。



 「聖典目録」は、たとえば釈尊の55歳の時の雨安居の時に説かれたデータ(「経」あるいは「律」資料)にはどのようなものがあり、その時点よりも以後あるいは以前に説かれたデータにはどのようなものがあり、その時点からある時点までに説かれたデータにはどのようなものがあるかなどということを、文献の階層ごとに示すものですが、いっぺんソートすると、すべてのデータが一瞬(それこそ一瞬です!!)のうちに上記のような順序に並ぶのは感動的でした。
 このシステムはわれわれの研究を手伝ってくれている石井照彦くんが苦心して作り上げてくれたもので、このように複雑で面倒な、手作業でやるしかないと覚悟していた作業を、一瞬のうちに行えるというパソコン・ソフトの機能に驚嘆するとともに、このソフトを使いこなした石井くんの豊富な知識と、並々ならぬ力量に脱帽しました。
 このようにわれわれが考えていたことを、FileMaker Proと石井くんが完璧に行ってくれることがわかりましたので、これから全データを対象に、必要な情報を書き込むという作業に入ります。それと同時にまだ若干の研究課題が残されていますので、これを解決することも急務です。
 これから2ヶ月余りは、全神経を集中した、気を抜く余裕のない、しんどい期間となりそうです。