すでに予告させていただいておりましたが、金子芳夫研究分担者が担当している「原始 仏教聖典の仏在処・説処一覧－－その他国篇－－」の作業が最終段階を迎えましたので、8月末日に全員で合宿を行い、その最終点検をすることになりました。 これは「モノグラフ第15号　資料集篇VII」として9月中に発行できるのではないかと思います。ご期待ください。
　この「原始仏教聖典の仏在処・説処一覧」は、これをもって最終巻とする予定でしたが、この作業を続けている間に、特に律蔵資料（『根本説一切有部律』 『僧祇律』）の中に漏れがあることが判明したり、あるいは修正すべき点が見いだされてきたりしているために、さらに「補遺篇」を発行する予定で、これがで き上がれば文字通りの完成ということになります。（2009.07.28　森　章司）