キーワード:

中阿含経、マッジマ・ニカーヤ、説時年代


 Majjhima-nikāyaに対応する経がない『中阿含経』に含まれる73経(目次として立ててあるのは73経であるが、実際には81経)の「如是我聞。一時仏在......」中の「一時」が、釈尊の何歳の年の、雨安居前・雨安居中・雨安居後の3季に分けたどの季節であったかを推定したものである。その他の『中阿含経』に含まれる141経はMajjhima-nikāya中に対応する経があるので、これらは【研究ノート16】「Majjhima-nikāyaと対応漢訳経の説示年代の推定」において取り上げられている。